株式会社磁気研究所(MAG-LAB)はお取引先はじめ、記録メディア業界の方々に対して毎月月刊ペーパー"MAG-LAB Style"をお送りしています。

MAG-LAB Styleでは、大きく、業界、市場の動向についてのレビューと弊社商品のランキングの二つについてお伝えしております。

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本ページでは、2009年12月号の記事をご紹介いたします。

フラッシュメディアの動向

12月に入ってフラッシュメモリーの価格が一瞬だけ下がった。
ほとんどのメーカーが12月決算でここ2カ月くらい中国、インド、ロシアからのオーダーが少なかったため在庫を放出するための値下げを行った為だと考えられる。値段が下がった瞬間に大量の注文が入ってしまったためこの価格下落は1週間ももたないで再度値上がり傾向へと現時点では移行している。
日本市場も12月のフラッシュメモリー需要は通常の2倍以上のものがあり、年末までに何とか商品を納品するのがやっとの状況である。
2010年1月の価格動向であるが一度下がった価格が徐々に上がってくると予想するメーカーがほとんどである。
携帯電話もカメラ機能がどんどん良くなって来ておりマイクロSDメモリーの高容量タイプ需要が多くなっている。またデジカメも1万円以下の価格帯商品がお店での売れ行きNO1となりSDメモリーの需要も今後益々増えて来るのではないだろうか?
2010年もフラッシュメモリーがメディア販売にとっては重要な商品となることは間違いない。

2010年フラッシュメモリーの動向

NANDフラッシュメモリー製品は、1ビットセル方式(SLC)から2ビットセル方式(MLC)に移行したことにより容量が大容量化し価格が下がったため現在では
各種ポータブル端末用の記録メディアとして不動の地位を築いた。
2010年は、3ビットセル方式(TLC)製品がリリースされることにより更にマーケットが拡大することが予想できる。
SLC方式では10万回の書き換えが可能であったがMLC方式に移行する際に書き換え回数が1万回に減り速度も遅くなるためマーケットに受け入れられるかどうか疑問を抱く人もいた。しかしそんな不安をよそに今ではMLC方式を使用したNANDフラッシュ製品が主流になっている。
さて2010年にリリースされるTLC方式のNANDフラッシュ製品であるが速度的にはSDHC Class2レベルの商品で書き換え回数も1000回レベルになる。
価格は現在のMLC製品よりも安価にはなるため速度、書き換え回数をあまり重視しない価格重視のエンドユーザーは、3ビットセル方式の製品を購入することになるだろう。
1ビットセルSLC方式に比べて3ビットセル方式の方が同じチップ面積でも記憶容量は3倍になるため高容量タイプのメモリーが今後値下がりしてくるはずである。
2010年の後半には、3ビットセル方式を使用したNANDフラッシュメモリーがマーケットの半分以上になる可能性は十分ある。
12月に本格的な生産を開始したサムソンでは、大容量メモリーカードや携帯電話用メモリーカード市場で、従来のMLCの代替品として展開する戦略を明確に打ち出している。
KINGMAX社からも2010年1月後半には、3bitセル方式を採用したMCSDカードをリリースする。

2010年USBメモリー

2010年、USBメモリーは新たな展開をしていくことが予想されます。これまでのUSB2.0からUSB3.0インターフェースへの移行があり、転送速度がUSB2.0に比べて一気に約10倍以上も高速な転送が可能となります。USB規格では、USB2.0が最大480Mbps、USB3.0が5Gbpsとなっています。実際の転送レートでは現在のUSB2.0の4倍~5倍のスピードアップが可能となるはずである。
ネットブックやUMPC等は、CD/DVDドライブが搭載されていないのでUSB3.0対応のUSBメモリーからアプリケーションを起動させて使用するようなことになる可能性も十分ある。
価格帯は現在のUSB2.0対応製品に比べると10%ぐらい割高となると予想されている。

2010年IT業界の行方

2010年!携帯電話、パソコン、PMP等デジタル端末の使い方が変わっていくことが予想される。据え置き型のデジタル機器中心からポータブル端末主流の時代へと移行する。WebにアクセスできてMS系のドキュメント作成ができれば仕事のほとんどをカバーできる人がほとんどであることを考えるとネットへの接続が高速で安定していれば何時でも何処でも仕事ができる環境をポータブル端末で作ることができる。
最近クラウドという言葉をよく耳にするが、これからはアプリケーションは購入してハードディスクへインストールするものではなくネット経由で使いたい時だけ使用する形態になっていく。メールがGmaiになったように、あらゆるアプリケーションがWebで利用できるようになってきているのも事実である。計算能力が必要なものはどんどんWeb上で処理され、ローカルには今のような汎用、高性能なCPUが必要なくなってくることも考えられる。

■Software As A Service(SAAS)の普及
ソフトウェアを購入するのではなく、サービスとして、利用期間だけお金を払って使うこと。

Webとデジタル端末の融合。Googleは来年、ミニPC(あらゆるアプリケーションはWebのものを利用する)をリリース予定。
AppleもタッチパッドのPC(IPhoneのモニタが大きいようなもの)を発売する。AmazonのKindle(電子書籍リーダー)のように、「読書」を提供する端末、Pomera(メモ用の端末です)のように「メモ」という行為を提供する端末のように、本当に一つの「行為」にだけ特化した端末、というのもまだまだ可能性がある。
これらを考察するとソフトウェアに関しては、パッケージ販売からクラウド化へ移行。デジタル端末もWEBと連携したサービスが充実した製品が勝者となる可能性が高い。
さて我々コンピュータ関連商品を取り扱う商社や卸し売り業にとっての2010年はどんな年になるのであろうか?
今の経済状況下では安いものしか消費者は購入しない傾向はまだまだ続くはずだ。WEB経由でのサービスやダウンロードが一般化した場合、お店で商品を購入するユーザーが減少することも考えられる。据え置き型コンピュータ向け商品からポータブル端末向け商品へと取り扱い製品も移行する時に来ているのかもしれない。

2010年デジタルコンテンツの行方

2009年、デジタルコンテンツマーケットも大きく変わった。
これまで音楽やビデオはCDやDVDメディアを媒体としてDVD Playerや音楽Playerで再生して視聴するものであったがコンテンツを携帯電話やポータブル端末でフラッシュメモリーカードから再生することが一般化しつつある。
最近リリースされているBDコンテンツにはPlayStationやPSP用のデジタルコピーが収録されておりPlayStationのHDにデジタルファイルをコピーしてPlayStationでも同じコンテンツを視聴することができるようになっている。
またDVDタイトルにマイクロSDメモリーが同梱されており、TVでも携帯電話でも同じタイトルを楽しめるようになってきている。
CD、DVDタイトルの売り上げは年々減少してきているのは世界共通で今後マーケットの成長が見込める携帯電話やポータブル端末向けのフラッシュメモリーを使用したデジタルコンテンツにシフトしていくことは間違いない。
デジタルコピー機能は、今のところPSPやi-Phone向けのものが主流であるが2010年は携帯電話やフラッシュメモリー端子をもった動画再生PLAYERにも対応したものと進化していくことが予想される。
フラッシュメモリー自体も3ビツトセル、4ビットセルとなり価格が低価格化してくるとコンテンツ販売の媒体としてはCD,DVDからフラッシュメモリーに移行する可能性もある。
またFLASH ROMのようなものが開発されるとデジタルコンテンツの配布もゆくゆくはフラッシュメモリーになる。

BD-Rメディア

KodakブランドのBD-Rメディアの取り扱いを2010年1月後半から開始します。
2010年は、Kodakブランド製品のプロモーション、ラインナップの充実も計画しています。
歴史の長いKodakブランドの認知度は、日本でもまだまだ健在です。
日本市場では、10Pケーキボックスと50Pケーキボックスで展開します。

Bookスキャナ

学校やトレーニング現場では、本をスキャンしたりプロジェクターに投射するために書架カメラを使用することが多いと思います。下記写真の製品は、本の内容を高品質にスキャンしたりプロジェクターに映し出すことができるBOOKスキャナです。

デジタルキオスク

海外ではDVDのレンタルもSDメモリーにソフトをコピーする時代になっているようです。
2010年日本でもフラッシュメモリーを持ってレンタルキオスクに行く時代になりそうです。

Google Chromium OS

2010年GoogleのChromium OSを搭載したネットブックが市場にお目見えする。現時点ではまだオープンソースが配布された段階であるがこれまでのコンピューターにOSやアプリケーションをインストールして使用する方法からChromium OS搭載ネットブックはクラウド化した操作環境になる。

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